センター地理対策:那覇の気候関連グラフ
南西諸島の気候の代表的都市として那覇を取り上げてみます。
那覇はケッペンの気候区分では東京と同じ温暖湿潤気候(Cfa)に属します。
沖縄県には宮古島など熱帯雨林気候に属する都市も多いのですが、沖縄本島の那覇は温暖湿潤気候です。紛らわしいですが勘違いしないようにしましょう。
那覇の位置は、北緯26度12分、東経127度41分。アメリカのマイアミとアラブ首長国連邦のドバイが北緯25度なので、こうした都市とほぼ同じ緯度になります。
那覇の雨温図
札幌の年間平均気温は23.1℃、年間平均降水量は2,040mmです。
一年中温暖で冬でも20℃近いのが特徴です。
(データ出所:気象庁ホームページ、1981-2010年の30年間の平均)
那覇の雨温図の見極めポイント
- 1月、2月の平均気温が20℃近い
- 前後の月と比べて7月の降水量がガクンと少ない
- 年間通して月の降水量が100mm以上
那覇の雨温図の特徴は7月の降水量です。5月、6月が梅雨で、8月、9月が台風で降水量が多いのに対し、7月だけガクンと少なくなります。
気温は高く、雨が少ない(前後の月に比べて)ので、絶好の観光シーズンともなっています。
那覇の寒暖差、降水量差
最近のセンター試験(地理A,B)で見かけることが多いグラフです。
平均気温が最も高い月と最も低い月の差、降水量の最多月、最小月を比較しています。
年中暖かいということは寒暖の差が小さいということです。
グラフで確認しておきましょう。
那覇の最暖月と最寒月、最多降水月と最小降水月
最暖月 | 最寒月 | 差 |
---|---|---|
28.9℃(7月) | 17.0℃(1月) | 11.9℃ |
最多降水月 | 最小降水月 | 差 |
260.5mm(9月) | 102.8mm(12月) | 157.7mm |
那覇のハイサーグラフ
数年前のセンター試験で出題が続いたグラフです。チェックしておきましょう。
札幌のハイサーグラフは、6月から7月にかけて右下から左上に上がるのが特徴です。これは気温が上がる(下から上)ときに、降水量が下がる(右から左)ことを示しています。
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