センター地理対策:八丈島の気候関連グラフ
東京都島嶼部の代表的気候として八丈島の雨温図、ハイサーグラフなどをチェックしてみたいと思います。台風の通り道となることが多いところだけに、特徴的なグラフになっています。
八丈島の位置は、北緯33度7分、東経139度47分。同じ北緯33度の都市としては、高知市、福岡市、アトランタ(アメリカ)、バクダッド(イラク)などがあります。
八丈島の雨温図
八丈島の年間平均気温は17.8℃、年間平均降水量は3,202mmです。
目立つのは年間降水量の多さ。
東京が年間1,528mmなので、東京の2倍以上の降水量があります。
(データ出所:気象庁ホームページ、1981-2010年の30年間の平均)
八丈島の雨温図の見極めポイント
- 10月の降水量が最も多く、400mmを超えている
- 最も降水量が少ない8月でも200mm近くある
- 月別平均気温の最も低い1月、2月が10℃程度
台風は7月、8月は九州方面から日本海に向けて進路を取ることが多いのですが、9月、10月となると太平洋上で八丈島を通ることが増えます。
このため八丈島の月別降水量では10月が最も多く、400mmを超えています。最も降水量が少ない8月の2倍以上という点も覚えておきましょう。
八丈島の寒暖差、降水量差
センター試験(地理A,B)での出題が増えているグラフです。
月平均気温の最暖月と最寒月の差、月平均降水量の最多月、最小月の比較です。
八丈島の最暖月と最寒月、最多降水月と最小降水月
最暖月 | 最寒月 | 差 |
---|---|---|
26.3℃(8月) | 10.1℃(1月) | 16.2℃ |
最多降水月 | 最小降水月 | 差 |
465.9mm(10月) | 179.3mm(8月) | 286.6mm |
8月と10月のわずか2ヶ月でこれだけ(286mm)降水量の差が出ます。
八丈島のハイサーグラフ
こちらもセンター試験で見かけることが多い気候グラフです。
八丈島のハイサーグラフは、上部が横長なことが特徴です。
これは気温の高い月に、降水量の多い月と少ない月があることを意味しています。
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