センター試験「地理」の攻略法は?
センター試験の地理は問題の難易度はそれほど高くありませんが、高得点を取ることはカンタンではありません。理由のひとつは問題量の多さ。
例えば、2015年の地理Bは問題のページ数が34ページ。
マーク回答数は36問あります。
これを60分で解かなければなりません。
1問あたり2分ではタイムオーバーです。1分ちょっとで解く必要があります。
図やグラフをすばやく読み解く
センター試験の地理は、図やグラフなどの資料がついている問題が少なくありません。
こうした資料は読み込むだけでも、それなりの時間が必要です。
ただし、センター試験の地理で出題されるグラフには定番のものがあります。
気候関連で言えばハイサーグラフや平均気温の寒暖差のグラフなどです。
見たことがないグラフだと、読み解くのに時間が掛かってしまものです。
過去問などでできるだけグラフの形式に慣れておくことが必要です。
このサイトにもセンター試験でよく出るグラフを掲載しているので、参考にしてみてください。
センター試験「地理」気候関連グラフの定番
定番のグラフには下記のようなものがあります。
雨温図
月別の降水量と平均気温を棒グラフと折れ線グラフにしたものです。
誰でも一度は見たことがあると思います。
東京 | 札幌 | 那覇 |
---|---|---|
各都市の見分け方のポイントは、左メニューから都市のページを参照してみてください。
ハイサーグラフ
横軸に月平均降水量、縦軸に月平均気温をとってプロットしたものです。
縦に細長くなるなどの特徴が都市により異なります。
東京 | 長野 | 金沢 |
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各都市の特徴は、左メニューからそれぞれの都市のページを参照してみてください。
センター試験の地理歴史科目の平均点推移
センター試験では、地理歴史科目が教科として分類されています。
この中に、地理A、地理Bなど6つの科目があります。
過去5年間の平均点の推移は下記のようになっています。
科目選択の参考にしてみてください。
教科 | 平成28年 | 平成27年 | 平成26年 | 平成25年 | 平成24年 |
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地理B | 60.10 | 58.59 | 69.68 | 61.88 | 62.16 |
地理A | 52.14 | 51.40 | 51.76 | 50.09 | 47.42 |
日本史B | 65.55 | 62.01 | 66.32 | 62.13 | 67.92 |
日本史A | 40.81 | 45.64 | 47.70 | 41.64 | 48.74 |
世界史B | 67.25 | 65.64 | 68.38 | 62.43 | 60.93 |
世界史A | 42.07 | 47.37 | 47.78 | 46.67 | 43.62 |
地理、日本史、世界史とも「A」よりも「B」を選択した受験生のほうが多くなっています。